茅原実里さん
ワンドラです。
茅原実里さんへのお気持ちを表明します。
前置き
2021年4月2日
茅原実里さんの歌手活動休止の報告がありました。
ただ、休止するのは歌手活動のみで声優としてはこれからも続けていく、とのことでしたが、正直に言ってしまうと、近年の茅原実里さんは声優としてもほとんど出演されていないような気がします。(これは僕がそっち方面にアンテナを全く張っていないせいもあるのですが、ソシャゲはともかくアニメにはほとんど出ていないんじゃないでしょうか。)
活動休止する理由は、
コロナ禍で40歳という人生の節目を迎えたことが、今後を見つめ直す大きな転機になりました。そして、自分自身と向き合う時間のなかで、表現者としての道だけが私のすべてではないのかもしれないと考えるようになりました。
より自分らしく生きていくために、これから先も、人の笑顔に繋がるお仕事にチャレンジしながら前進していきたいと思っています。
としていますが、厳密には”あの件”も少なからず関係していると思います。
それについては、今ここで触れても仕方ないことなので細かくは書きませんが、これまでずっと(公には)年齢を非公開としていた彼女が自ら年齢を明かしたのは、人生における大きな転機、その決意をしたからなのでは、と考えています。
また、歌手としての売り上げも近年は苦戦しているように見え、加えてコロナ禍でライブも思うように開催出来なかったり、”あの件”における人気の低迷も拍車を掛けていたのではないかな、というのが僕のおおよその考えです。
ただ、これ以上推測しても意味は無いので、これくらいにしようと思います。
本題
ここからが本題で、ただお気持ちを表明したいだけだったのですが、結局のところ、何を書くべきか考えずにこの記事をスタートしたので、とりあえず茅原実里さんのファンを始めてからっていうのを書いていきます。(とんでもなく長くなる気がしますが、このタイミングを逃すと自分の気持ちを残す機会はもう無い気がするので。)
僕は茅原実里さんのファン歴は15年です。
今年で29歳なので14歳の頃からってことになるんですかね。(14歳!?!?!?!?!?)
認知した切っ掛けになったのは、多分当時のオタクの例に漏れず、涼宮ハルヒの憂鬱になるのですが、当時は中学1、2年くらいだったこともあり、認知したのもアニメのリアルタイム放送が終わってからでした。
今思うと、典型的という言葉がそのまま当てはまるような流れでハルヒを観始め、長門有希が好きになり、原作のラノベを読み始めました。
ただ、深夜に眠れずに適当にテレビを回していたら、アニメの第1話である「 朝比奈ミクルの冒険 Episode00」が放送されており、それを少しだけ観て何のアニメか全く理解出来ずに終わったっていうのは今でも鮮明に覚えています。
クラスメイトとも本当はそういった話とかもしたかったのですが、当時の僕は割と部活に励んで汗を流していた生活をしていたので、所謂オタクグループには属していませんでした。(なんとなくそういうのが好きということを発信するのが恥ずかしかったというのもありますね。)
茅原実里さんの1枚目のアルバム(HEROINEを除けばですが。)、「Contact」も発売日に購入したのですが、当時は中学生だったこともあり、親に相談しても許可が出ず、初のライブツアーには参加出来ませんでした。
そういう意味では、バイトを始めた高校生からファンとして始まったような気もします。
また、通ってた高校が秋葉原に比較的近く、その気になれば歩いていける距離だったので放課後にはそのまま友達と秋葉原に行けたというのも大きかったです。
高1の時に発売された2枚目のアルバム、「Parede」のライブツアーが僕にとって初めてのライブであり、奇跡的に前から2列目の座席を引き当てたことに感激していました。
オタクライブ特有の熱気、PPPHのようなコールといった何から何まで全部初めての体験で、あの日の衝撃は忘れられないですね、本当に楽しかったです。
高2の時には、初の写真集「Crescendo」が発売され、記念サイン会に参加しました。
整理券は先着だったので、徹夜することを考えていたのですが、高校生の僕にそんなことが許されるわけはなく、一緒に参加したマイミク(死語)に、整理券配布列を確保してくれるよう頼み、肝心の僕は前日に父親に頼み込んで電車の始発が動き始めるよりも早く秋葉原に到着するように車で送ってもらいました。(今思うとむちゃくちゃですね。)
そんなこともあり、ゲーマーズで先着配布された整理券100枚を無事ゲット出来たのですが、早朝なのにも関わらず、大量のオタクが押しかけ、早々に整理券の配布が終了したときはその場が阿鼻叫喚になってた記憶がありますね。
当時のことを調べたらまとめブログにあがってたので自分でも初めて遠目からの状況を見たのですが、5時半時点の写真がマジでエグいですね。
あ、僕は配布列のかなり前のほうにいたので、この写真には写ってないっぽいです。
サイン会はゲーマーズ以外にもアニメイトとかで行われたようですが、結局は徹夜組以外ゲット出来なかったようで、店舗には相当苦情が入ったらしく、以降は抽選になったそうです。(今思うとかなりラッキーでしたね。)
そんなこともあり、僕は無事サイン会に参加出来ることになったのですが当日、登校してから放課後までずっとウキウキしてた様子が「犯罪者」とか「罪人」とか友人から言われてました。
サイン会当時のことは自分でも恥ずかしいので思い出したくないのですが、茅原実里さんが登場された時、「学生さんもいるんですね~!」って言ってたのを聞いて、周りを見回したときに、学生服で参加してるのは僕だけだったっぽく、ちょっと嬉しかったです。
茅原実里さんに目の前で名前入りサインを書いて頂いているとき、「学生さんですか?人生はまだまだこれからですね!楽しんでください!」みたいなことで色々お話しました。
もっと伝えたいこと、聞きたいことがあったように思いますが、自分がずっと応援してた人が目の前で僕の為にサインを書いてくれているってだけで、そんなこと考えられないくらいテンパってた気がします。
この日が15年の中で一番彼女と近づけた日でした。
高3になってもファン熱が収まることはありませんでした。
高校が開催した進路説明会の日にも、友人に受験予定大学のパンフレットを貰ってきて欲しいこと、大学職員に聞いて欲しいことをお願いして、3枚目のアルバム、「Sing All Love」のライブツアー、その追加公演である初の武道館ライブの物販に参加してたりと、相変わらずめちゃくちゃに生きてました。
個人的にはこの武道館ライブがこれまでの中でも最高のライブだったと思っています。
ちなみに、大学は推薦入試で速攻で決まりました。
大学生になってから、さらに自由に出来る時間が増えたのですが、この頃には茅原実里さん以外の声優さんのイベントにも色々参加してたこともあり、記憶がかなり曖昧です。(主に悠木碧さん関連が多かったと思います。)
ただ、確実に覚えてるのは僕がそういうところに積極的に参加してた時期としては大学生までで、社会人になってから現在まで、ほとんど無くなりましたね。
理由としては単純なんですが、次の日に疲れを残したくないからです。
ライブって大声出したり、飛び跳ねたり、転げ回ったりするんですけど、当然次の日には声が出なかったり、筋肉痛になったりするんですよね。
別に茅原実里さんだけに限った話じゃないですが、ライブとかイベントって日曜日に開催されることがほとんどなんですよよね。
そんな状態で月曜日から仕事なんてもう手につかないみたいなことになってましたね。
そんな理由で新卒として入社してからは平日は働き、土日はとにかく休みたい、というような生き方にシフトしていきました。
ただ、ファンを辞めたとかではなく、ファンクラブには初代FCのm.s.sの1期から解散まで、事務所独立後の二代目FCのM-Smile1期から解散までずっと会員メンバーで居続けました。
新譜とかも全て買っており、開催予定のライブにも一応は目を通していました。
参加しないだけで。
以上がおおよその経歴というか、15年の中身ですね。(本当はもっと色々書きたいことがあったような気がしますが、もうあまり思い出せません。)
年内を持って、歌手活動は休止されますが、そのタイミングが僕が社会人になってから、というのはある意味ラッキーだったと思っています。
僕と茅原実里さんの年齢はおおよそ10歳差です。
僕が学生の頃から声優として、歌手として、社会人として働いており、当然ですが僕が社会人になってからもずっとです。
多分、学生の時に活動休止の報告を読んでも僕は納得は出来なかったでしょうし、今回の記事自体がもっと気持ちを全面に押し出した支離滅裂な酷い文章になってたと思います。
ただ、僕も年齢を重ね、社会人として経験を積み重ねて、今後の人生について考えることも増えてきました。
コロナ禍で40歳という人生の節目を迎えたことが、今後を見つめ直す大きな転機になりました。そして、自分自身と向き合う時間のなかで、表現者としての道だけが私のすべてではないのかもしれないと考えるようになりました。
より自分らしく生きていくために、これから先も、人の笑顔に繋がるお仕事にチャレンジしながら前進していきたいと思っています。
この表明が本心からなのかは分かりませんが、それでも休止を決意するに至った経緯については、社会人であるからこそ、ある程度は理解出来たような気がします。
話は戻りますが、”あの件”以前にも彼女が一般人と付き合っていたというのは文春に撮られていましたし、恐らくファンの多くはそれを見て幸せになって欲しい気持ちがあったと思います。(僕もそう思っていました。)
ただ、結果的にそうはならず、”あの件”で非常に大きなマイナスイメージが付きました。
僕は現在彼女はいませんが、周りでも結婚したり、子供が生まれた友人が増えてきました。
型に当てはめた人生観は間違ってると思いますが、社会人ならば、同年代の人ならば、彼女が結婚し、家庭を持ちたいんだろうなという気持ちはなんとなく分かるんじゃないでしょうか。
歌手活動の休止はショックではありますが、そこまで悲観せずに捉えられるようになっているのは、同じ社会人だからこそ、年齢を積み重ねてきたからこそ、って自分の中で勝手に昇華しようとしたからなんだと思います。(彼女からすると迷惑なだけだと思いますが…。)
来年以降の活動について、彼女はほとんど何も語っていませんが、あの表明以降に彼女が話していることを聞いている限り、もう歌手活動は再開せず、声優として表舞台に立つこともほとんど無くなるのかなというような印象を受けました。
ただ、こればっかりは彼女にしか分からないですね。
というかここまで書いてきたこと全部ただの想像なので、もしかしたら彼女の本心としては全く別のところに向いているのかもしれないですね。
最後に
29年生きてきて、15年もファンとして応援出来たのは、正直自分でも誇りに思っています。
僕は飽き性というか、一つのことにずっと取り組めるような人間ではないので、そういう意味では茅原実里さんの存在は僕の人生おいて非常に大きなものです。
中学、高校、大学、そして現在と15年もファンとして応援出来たのは、彼女が長門有希の声優であること以上に、何か僕を惹きつける魅力があったからだと思います。
月並みな言葉ですが、今の僕があるのは茅原実里さんに出会ったからです。
感謝してもしきれません。
だからこそ、今度こそ彼女が思う幸せになれる選択をして欲しいと思っています。
それが二度と表舞台に立たないことだったとしても、それが彼女にとって幸せなことであるならば、その選択はきっと正しいと思います。
ありがとうございました。